こんにちは!NAPRESS編集部おにぎり太郎です。
今回は名取市の「幻のメロン」を使った佐々木酒造店・クールボジャメロンワインをご紹介いたします。
名取の下増田・北釜地区(仙台空港近辺)を中心にクールボジャメロンが昔から栽培されていました。私の祖父母の家は下増田・北釜近辺で幼少期に飛行機の音と共に、広い大地で農家の方達が汗を流していたのを道路からよく見かけたのを覚えています。
どんなメロン?
芳醇な香りと食感が魅力で現状は栽培者が少なく、生産が少ない希少なメロン。仙台平野特有の寒暖の差をいかして糖度を13度以上に高めたおいし〜いメロンです。
津波被害から復活したものの、生産者が少ないためなかなか市場に出回らないことが「幻のメロン」と呼ばれている所以です。
「幻のメロン」を使って作られたワイン
初めて作られたメロンワインは、非常に甘く、若者にはあまり人気がないワインだったそうです。震災前の2010年の秋に改良されたワインが出来上がり、熟練のワイン職人の手により最高のワインを作り上げられたそうです。
しかし、翌年3月には東日本大震災があり、メロン畑は津波でほぼ全滅。震災の影響でもうこのワインは飲めないかと思われましたが、メロン農家さんをはじめとするたくさんの方々が尽力して2年後の名取秋祭りで「クールボジャメロンワイン」が2年ぶりに復活販売されましたが、本数が少なかったため、あっという間に完売したそうです。以降は毎年工夫を凝らして少しづつ改良して、いい味を追求しているようです。
他にはどんな商品?
クールボジャメロンを使った、春夏限定でメロンシャーベットが食べれるお店があります。
Natu-Linoさんというジェラート屋さんで作っているのですが、生産者から仕入れた果物や野菜など新鮮な素材を使った「朝採れジェラート」というものだったり、地域の食材にこだわったジェラートなどを出されているお店です。
いつか記事で詳しくNatu-Linoさんについて書ききたいと思います。